事業紹介
COMPANY

日本フイルコンでは、長年にわたって培った製紙関連の技術をもとに、さまざまな事業を展開しています。現在は、「製紙・機能ファブリックカンパニー」と「ファインエレクトロニクスカンパニー」を中心として、製紙用網や電子部品、フォトマスクなど幅広い製品を提供。「総合研究開発室」では、新技術の研究開発や市場の創出にも取り組んでいます。

国内トップシェア!
紙製品の製造に欠かせない「製紙用網」で、
人々の暮らしと社会を支える。
人々の暮らしに欠かせない「紙」。「紙」をつくるために不可欠な「製紙用網」をつくっているのが、製紙・機能ファブリックカンパニーです。主に、製紙メーカーで紙を製造する際に使用され、コピー用紙や新聞紙、段ボールやトイレットペーパーなどのさまざまな紙製品の製造を支えています。また昨今は、製紙用網のほか、不織布の製造に用いる「不織布用網」などの製品も展開。事業領域の拡大にも注力しています。
日本フイルコンでは、1916年の創業当時からさまざまな製品を提供し、国内だけでなく海外にも販売を拡大。また、紙を抄く際の電力消費を抑える製品や、環境負荷を減らす素材を用いた高付加価値製品などの開発を通して、環境課題の解決にも取り組んでいます。
強み
strength
日本フイルコンは、国内で唯一、研究開発・製造・販売を一貫して行う製紙用網メーカー。国内シェアは約60%を誇っており、国内の製紙会社はもちろん、日本社会全体にも必要不可欠な存在です。また、100年以上にわたって製紙用網を手掛けてきたからこその技術力を強みとして、お客様それぞれの用途や細かなニーズに合わせた製品づくりをおこなっています。さらに、国内5箇所に営業拠点を置き、全国のお客さまのご要望に応えているだけでなく、生産拠点となる静岡工場では、生産性向上に注力。主力製品は特許を取得していることも、競争力強化につながっています。
今後の展望
outlook
1989年から海外に拠点を展開してきた日本フイルコン。発展が目覚ましいアジアをはじめとして、アメリカやヨーロッパなどに複数の営業拠点や工場を設けており、今後は海外市場でのさらなるシェア拡大を目指していく予定です。また、工場のDX化などによる生産性の向上や、環境課題の解決につながる高機能製品の開発に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

半導体から自動車用部品、航空宇宙機器、スマートフォン まで!
精密な加工技術で、さまざまな電子機器・電子デバイスの製造に貢献。
ファインエレクトロニクスカンパニーは精密加工技術のひとつであるフォトリソグラフィー技術を応用して、さまざまな精密部品の製造を手掛けています。フォトリソグラフィーとは、写真技術を活用して精密で微細なパターンを生成する技術のこと。この技術によって製造された「エッチング製品」は、半導体、自動車、航空宇宙機器、スマートフォン、LED、医療機器、データセンター、タッチパネル、プリンター、デジタル家電などに使われています。また、半導体の製造に欠かせない「フォトマスク」の製造を通して、現代社会にとって必要不可欠な半導体、電子デバイスの製造に貢献。成長が期待されるパワー半導体、通信用デバイス向けにも採用されており、エレクトロニクス業界の発展はもちろん、IT化が進む社会を支える重要な役割を担っています。
強み
strength
多種多様な製品をスピーディーに提供できる対応力の高さこそが、日本フイルコンの強み。精密で微細な加工から大型製品の加工まで、さらには試作から量産まで、さまざまなニーズを技術で実現しています。また、デジタル機器の進化に応じてお客様からの要求も高くなる中、製品の高機能化にも挑戦。これまで培ってきたフォトリソグラフィー技術をコア技術とし、新たな技術を積極的に取り入れることで、業界最高水準の技術力と高付加価値製品の提供を実現してきました。
今後の展望
outlook
社会全体でIT化やDXが進む中、電子部品の需要も年々増加しています。特に今後は、省エネ製品や、より高性能な電子デバイスの開発・製造が増える事が見込まれるため、試作から量産まで一貫して担える日本フイルコンの役割もますます大きくなっていくはずです。
顧客からの要請により高い技術力で応えるために、また環境負荷の低い生産体制を構築するために、さらなる設備投資を予定しています。AIやFA(Factory Automation)の活用により、生産性向上にも取り組んでいます。

グループ横断型の研究開発で、
社会と日本フイルコンの未来をつくる。
日本フイルコングループや各カンパニーと連携しながらさまざまな研究開発を担うのが、総合研究開発室です。既存製品の改良や新製品開発、新規事業の創出、新たなビジネスモデルの検討、グループ各社の研究開発支援などを行っています。さらに、特許の管理も業務の一つ。知的財産権を守り、競争力の強化にも取り組んでいます。
強み
strength
総合研究開発室の大きな強みは、カンパニーを横断した研究開発力。さまざまな知見を持つ社員が関わり合いながら研究開発に取り組むため、各カンパニーの技術を融合した新製品が誕生することも。また近年は、IoTやAI技術を活用した業務効率化にも注力することで、グループ全体の収益力アップにも貢献しています。
今後の展望
outlook
めまぐるしく変化する市場のニーズを的確に捉えながら、新たな可能性を開拓していく。これも、総合研究開発室の大切なミッションです。当社の「フィルター」というテーマをもとに開発した「Hydro Xシリーズ」では、太陽光から水素を生成・貯蔵することで、災害時の給電・給水を可能に。持続可能な社会の実現に向けて、社会課題の解決につながる製品の開発にも挑戦しています。

商業施設やマンションなど、
保有不動産の資産価値向上を目指す。
日本フイルコンでは、工場や社宅の跡地を有効活用するために、不動産賃貸事業も展開。都心部に複数の物件を保有し、商業施設やマンション、駐車場などとして賃貸しています。安定した収益を得られる事業として、保有不動産の資産価値向上に取り組んでいきます。