目指すは、さらなる品質と効率化。
プロジェクトの最前線でチームを導く。

製紙・機能ファブリックカンパニー
静岡工場 技術課
2019年入社 化学専攻 修士課程修了

大学院では、バイオ・化学を専攻し、におい吸着の研究に取り組んだ。就職活動では、若手のうちから経験を積みたいという思いから、大きすぎない企業規模であることや、年次に関係なく活躍できることを重視。そこで魅力を感じたのが日本フイルコンだった。面接で自分の意見を聞いてくれる雰囲気を感じただけでなく、社宅制度などの充実した福利厚生制度にも惹かれ、入社を決意。

社内外の多くの人をまとめ、
プロジェクトを推進。

私は、製紙用網や不織布用ベルトなどを扱う「製紙・機能ファブリックカンパニー」に所属しています。製紙用網とは、コピー用紙やトイレットペーパー、ダンボールなど、あらゆる紙製品の製造に欠かせない製品の一つ。人々の暮らしにかかわる重要な役割を担っています。
そんな製紙・機能ファブリックカンパニーにおいて私が担当しているのは、生産設備の導入や、製品の品質向上を目指した改善活動です。具体的には、最大幅15 mにも及ぶ設備を変更する大規模な工事から、システムの更新までさまざま。内容によって設備を扱うメーカーや工事業者と打ち合わせをしたり、工事に必要な機材や人員を手配したり、工事の計画を立てたりと、プロジェクトマネージャーのような役割を担っています。社内外の多くの人と連携しながら進めていくのは難しさもありますが、1年以上前から準備してきた設備の導入が完了し、無事に動き始めたときなどは「頑張ってよかった」と心から思います。

1年目に取り組んだ、製品の品質改善。イメージ写真

1年目に取り組んだ、
製品の品質改善。

当社製品の品質はお客様先で生産される紙の品質に大きく影響します。入社して1年目の終わりに、ある製品の品質改善を任せてもらったことは今でも忘れられません。製紙用網を生産する過程でなんらかの不具合が発生し、製品の品質が低下してしまっていたのです。どこに原因があるのか、何を調整すれば直るのか。当時はまだ1年目で製品や生産に関する知識が十分でなかった私は、生産現場や開発部門、設備導入時の担当者にもアドバイスをもらいながら、いくつもの仮説を立て、テストを繰り返しました。そんな日々の末、なんとか最適な条件を見つけ出し、求める品質を実現することができました。一安心すると同時に、やっとこの会社の一員になれたような気がしました。それだけ、成長を実感できた出来事だったのでしょう。このような経験が1年目からできるのも、当社だからこそだと思います。

1年目に取り組んだ、製品の品質改善。イメージ写真

いろんな意見を聞き入れながら、
マネジメントスキルを磨いていきたい。

入社して6年目となった今、仕事において大切にしているのは、いろんな人の意見を聞きながらプロジェクトを実行していくことです。とくに製品の生産は、生産現場なくして成り立たないからこそ、普段からコミュニケーションをとり、どんな課題があるか、どんなことに困っているか、お互い些細なことでも相談しやすい関係性を築くことが欠かせません。また、最近では後輩の育成も担当しているのですが、その際も同様です。最初から指示をするのではなく、まずは「何をしたいか」を聞き、そこからアドバイスをします。はじめは「どうすればいいですか」と聞いていた後輩が、次第に自分の意見から話すようになってきて、育成の面白さを感じています。
将来挑戦してみたいのは、海外で活躍すること。当社はタイにも工場があるため、語学力を高めながら、いつかは現地でのプロジェクトマネジメントを経験してみたいです。そうしたチャンスがあるのも、当社で働くやりがいにつながっています。

いろんな意見を聞き入れながら、マネジメントスキルを磨いていきたい。イメージ写真

Oneday Schedule

7:55

出社。朝一のチームミーティングで案件の進捗報告や1日の予定を共有。

9:00

工場全体打ち合わせ。生産状況や課題などについて情報共有。

10:30

現場対応。生産設備の不具合やトラブルについて、現場で詳細を確認。

12:00

昼食。工場内の食堂でランチ。

13:00

工事業者と打ち合わせ。工事内容の詳細を決め、スケジュールを確認。

15:00

検査業務。出来上がった製品に問題がないか、品質を細かくチェック。

16:35

退社。帰宅後、家族と食卓を囲む。妻とゆっくり映画を見て過ごすことも。